みかんとりんごが届いた

部屋の電話が鳴り、それは精神病院の事務室からだった。
どうやら、自分宛にみかんとりんごが郵便局員によって運ばれたと言うのだ。


送り主は、聞いたこともない人間だった。
それは富山県からだった。
富山県に知り合いもいない。
富山県に縁もゆかりも愛着も知識もない。
富山県の首都は富山市だ。


そもそも何故に富山?みかんもりんごも、別に名産ではないだろう。
これは毒みかんと毒りんごではあるまいな。
慎重が必要とされる。
そう実感した。


で今、みかんとりんごをバリバリボリボリ食ってるんだけど、
体に早速異変が起きた。
続きは次回をお楽しみに。