沖縄に行った

沖縄には首里城があった。
沖縄には那覇市沖縄市があり、
栃木市のある栃木と同様
「どっちが県庁所在地やねん現象」
の生じる希な県例だ。


沖縄で、人気のない海に行った。
「ひとけ」であり、「にんき」とは読まない。
これは漢字の限界だ。
海は結構有名で人気のある海だ。
「にんき」であり、「ひとけ」とは読まない。


とりあえず、海で小便をしたら、
暇なおまわりさんに呼び止められた。
俺は逃げた。
逃げ切った。
そしてモノレールに飛び乗った。
警察官は、ドアの入り口に挟まった。
顔がぶちゅっと凹む感じが、まるで漫画のようだった。


警官は諦めたようだ。
俺はそのまま空港に行った。
そうだ、お土産を買っていない。
石山くんや、この前復活した人とかに買わないと。
職員の分も、たまには買ってあげないと。
俺はなんて優しいんだろう。


お土産は、沖縄まんじゅうを買った。
沖縄の海から生成された塩を練り込んである。
一番沖縄らしい。
あの有名なパサパサした菓子は、ダメだ。
沖縄らしくない。
沖縄といえば海だ。
はるかな海だ。
島国の中の島国だ。


俺は飛行機の中で、
沖縄の思い出を消化した。
飛行機→現地でレンタカー、って旅が一番楽しい。
金はかかるが、楽勝だ。


そういえば、海で警察に追われた時に、
車は乗り捨ててしまった。
俺は免許証のコピーをとられた。
まあ、いいか。
後で電話すれば済む。
有名な海水浴場だから、アクセスもいいし、
そもそも人がいないから大丈夫だ。


しかし、キーは俺が持っている。
速達だ。
速達が必要だ。
「離島除く」とかよく見る表記だが、速達だ。
ダメなら瞬間転送機を買う。
買うための資金に、財産を全額投入する意思だ。
俺はかっこいい。


とりあえず、
沖縄市は割とそばが有名なんだという事実が、
なんか斬新だと思いました。